筋肉はなぜ硬く縮んでしまうのか?
2015/04/22
筋肉の凝りや痛みの原因をひとことでいうと血行不良です。
無理のある悪い姿勢や同じ姿勢を長く続けていたり、無意識に長く身体のどこかに力が入っていたりすると、その力の入っていた部分の筋肉が緊張し、血管が圧迫されます。血液循環が妨げられ、そうなると新鮮な酸素や栄養が補給されにくくなります。また乳酸等の疲労物質や老廃物が滞り、ますます筋肉は硬く縮み痛みを生じるようになります。(長い間体を動かさず、筋肉を使わなくても同じ状態になります。)
あと意外と知られていない原因のひとつとして、精神的なもの、つまり過度のストレスでも同じことがおきます。
人間はストレスを感じると、脳の視床下部が刺激を受けます。その刺激が脳下垂体ホルモンの分泌を促し、同時にそれが自律神経に作用して、副腎髄質ホルモン、つまりアドレナリンを分泌します。
ふつうアドレナリンは適量の分泌であれば、肝臓や筋肉に貯えられているグリコーゲンをエネルギー源のブドウ糖に変えて、体を活力のある状態にしてくれますが、これが過剰に分泌されると、今度は血管、筋肉を刺激し収縮され、先程説明したと同じ状態になります。
そして肩こり、腰痛、その他様々な症状や病気の原因にもなります。
「重要なのは下半身の筋肉」に続きます。
関連記事
-
重要なのは下半身の筋肉
体の硬い方は、主に下半身、つまり腰と脚の筋肉がやたらと硬いのです。 人間の体の血 …
続きを読む
-
歪みは「あし」から 運動よりもストレッチ!
骨格のゆがみで一番多いのが、骨盤の歪みです。 脚の筋肉、特に大腿と …
続きを読む
-
姿勢の重要性について
――爽快通信2月号より「姿勢の重要性について」の記事をご紹介します。―― ◇ …
続きを読む
-
ストレッチを四つ紹介します。
血行不良によって様々な症状の原因となる、脚、腰の筋肉の硬さをとるためのストレッチ …
続きを読む
- PREV
- 危険な身体の状態
- NEXT
- 『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』