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Kai Seitaiin

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腰痛の予防

      2015/04/22

― 快整体院 爽快通信2010年4月号より 『腰痛の予防』 の記事をご紹介します。―

 

◇    ◇    ◇

今からお話しする内容は、とっても重要です。腰痛の方にはよく施術後に説明させていただいているのですが、改めて説明させていただきますね。
四本足で歩く動物と、二本足で歩く人間の背骨は、横から見ると明らかに違っています。何が違うかというと背骨のカーブです。

写真1
003.jpg   動物はほぼ一直線ないし、うしろに緩やかなカーブなのに対して、

人間の場合はS字状になっています。【写真1】

これは二本足で直立歩行や生活をするために欠かせない、

体に負担のかからない最適な形状なのです。



腰痛の方の多くは、背骨の腰の部分が(本来は前にカーブなのに)後ろにカーブしています。腰の骨(腰椎)が後ろにカーブした体勢は腰の骨の関節が開いて広がって、非常に不安定な【写真2】 状態になります。

その為に腰の骨の周りの筋肉は、関節を守るために硬くなってガードします。

 

しかしこの状態で何か重いものを持ったりすると腰の筋肉に負担がかかり、

筋肉を痛めるとともに、骨盤が後ろにズレて、腰痛になってしまいます。

写真2     写真3
001.jpg002_20100402191644.jpg

腰の筋肉と関節に負担のかからない姿勢は、腰の骨が前にカーブした状態(本来のカーブ)

で、これだと腰の骨の関節がガチッとはまって安定しているので、【写真3】

筋肉に負担がかかりません。

 

腰痛にならないためには、【写真4】のような前傾姿勢で物を持ったりしないこと。その姿勢を極力しない事が大切です。

 

しかし日常生活においては、前傾姿勢を全くしないことは不可能なので、

前傾姿勢をする時は、【写真5】のように腰の骨は反らして前カーブの状態をキープして、膝を曲げるようにして下さい。

 

重量上げの選手がバーベルを持ち上げる体勢です。

写真4       写真5
007.jpg003_20100406131130.jpg

そして荷物を持つ際は、肘を自分の体幹から離さずに、(荷物を体に近づける)持つようにすると、腰を痛めません。

 - 腰痛

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