腰痛の原因
2015/10/24
単に腰痛といっても原因は様々です。
原因が1つの場合もあれば、複数の原因が複合的に作用している場合もあります。
しかし大きく分類しますと、2つの原因に分かれます。
1つは、関節のズレや歪み、そしてもう1つは筋肉などの軟部組織の硬縮です。
その他には、内臓の病気によるもの、感染症によるもの、骨折によるもの等がありますが、
これらはそれぞれの専門医療機関での治療が必要となりますので、整体の適応範囲外になります。
1つ目の関節のズレや歪みで一番多いのは、
一般的には 骨盤の歪みといわれている、仙腸関節のズレです。
仙腸関節は、仙骨と腸骨で形成された関節で、左右一対になっています。(写真1)
医学上は不動関節ともいわれ、動かないものとされていますが、実際には、歩く時などに前後にわずかに動いています。
中腰で重いものを持ったり、くしゃみや急な衝撃が腰にかかった時などに、仙骨に対して腸骨が後方へズレてしまいます。(写真2)
その際に激しい痛みの出る事があり、ギックリ腰の原因にもなります。
腸骨が後方に歪んだ(ズレた)場合、股関節が上方(頭の方)に位置が移動するため、
歪んだ方の脚は、反対側の脚に比べ短く見えます。(写真3)
その他としては、頸椎の歪みや腰椎、そして股関節の歪みも腰痛の原因になります。
次回は2つ目の筋肉などの軟部組織の硬縮について説明いたします。
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